Yahoo!広告で生成AIを利用した回答へのテスト表示が開始!対象の広告や影響は?

生成AIを利用した回答に広告表示される可能性あり

2025年12月15日から、LINEヤフー社が提供する生成AIを利用した回答に、Yahoo!広告が表示されるテストが開始されました。ユーザーがYahoo!検索やAIアシスタントを利用して質問を送信すると、検索結果や回答結果にAIが生成した回答が表示されます。その質問文と回答の内容を考慮し、広告掲載が適切であるとシステムが判断した場合に、広告が表示される場合があるのです。

現時点では表示対象はスマートフォン版に限られますが、今後、表示先や対象のデバイスが変更される可能性があります。表示対象となる広告は、

  • Yahoo! JAPAN商品情報掲載
  • 検索連動型ショッピング広告

で、こちらも今後変更される可能性があります。

広告テスト配信による影響は?

テスト配信のため、掲載された広告には料金は発生せず、パフォーマンスレポートにも記録されません。また、生成AIを利用した回答への広告表示を停止することもできません。

GA4などのアクセス解析ツールで確認できるサイトに流入した実績と、パフォーマンスレポートの数値が乖離した場合、このテスト配信による影響ではないかを検討しましょう。

テスト配信される機会を増やせば商品の売上につながる?

テスト配信で表示された広告に関して料金は発生しないため、テスト表示された広告からユーザーが商品の購入に至れば、費用をかけずに売上につながり、広告主としては大変お得に感じるかもしれません。

しかし、どのような質問文と回答に対して広告がテスト配信されるかをLINEヤフー社は公開していません。過大な期待は抱かずに「そこから購入が発生したらラッキーだなー」程度に思っておきましょう。

ただし、表示対象の広告がYahoo! JAPAN商品情報掲載、検索連動型ショッピング広告であることから、「家族へのクリスマスプレゼントは何がおすすめ?」「お年賀は何を渡せばいい?」など、商品の購入に至る可能性のある質問に対して、具体的な商品例として広告が表示されるのではないかと想定できます。その商品が「どのようなシチュエーションで、どのようなユーザーが利用し、どのようなことができるものか」をAIが把握できる情報が広告アカウントやウェブサイト上に存在すれば、もしかしたらテスト表示につながるかもしれません。