リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合、運用手数料が発生します。運用手数料の料金体系は広告代理店ごとに異なりますが、もっともオススメしたいのが「月額固定型」の運用手数料です。
リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合、運用手数料が発生します。運用手数料の料金体系は広告代理店ごとに異なりますが、もっともオススメしたいのが「月額固定型」の運用手数料です。
この記事では他の料金体系と比較し、なぜ月額固定型のリスティング広告手数料がおすすめなのか解説します。
目次
リスティング広告の運用手数料の種類
まずリスティング広告の運用手数料にはどのような種類があるのか紹介します。
月額固定型
月額固定型は毎月決まった金額の運用手数料が発生する料金タイプです。広告費が10万円でも100万円でも1,000万円でも、運用内容に変わりがなければ手数料も変わりません。ただし運用内容に変わりがあれば手数料もそれに応じて変わることが多いです。
パーセンテージ型
パーセンテージ型はリスティング広告の運用手数料の料金体系として最も一般的な料金体系と言えるでしょう。広告費の何%かを運用手数料として請求され、20%と設定されていることが多いです。
広告費が100万円の場合、運用手数料は20万円で合計120万円の費用となります。広告費が1,000万円の場合、運用手数料は200万円で合計1,200万円となります。
テーブル型
テーブル型は広告費をいくつかの金額帯に分け、その金額帯に応じて手数料が決定される料金タイプです。例えば、広告費500万円までは手数料20%、広告費500万円以上の場合手数料10%のように、広告費によって決められたパーセンテージで手数料が発生します。
広告費20万円まで手数料5万円、広告費50万円まで手数料10万円などのように設定されているケースもあります。月額固定型のように見えますが、実質パーセンテージ型のようなものです。
成果報酬型
成果報酬型はリスティング広告で獲得した成果件数に応じて、報酬として手数料が発生する料金タイプです。成果1件あたり何円の報酬が発生するか、広告主と代理店の間で決定した金額が支払われます。成果発生数に応じて支払われるため、成果が0であれば手数料も0円であることがほとんどです。
成果が発生しなければ手数料も発生しないため最も良心的な料金体系に思えるかもしれませんが、成果報酬型を採用している代理店は少なく、選択しづらいという問題があります。
月額固定型のリスティング広告手数料のメリット
様々な料金体系のあるリスティング広告手数料ですが、1番おすすめなのが「月額固定型」です。その他の変動する手数料と比較して、なぜ月額固定型のリスティング広告手数料がおすすめなのか、その理由を解説します。
広告費を増やしても運用手数料が増えない
リスティング広告の運用手数料として一般的なパーセンテージ型ですが、広告費が増えると運用手数料も増えてしまい、積極的に広告費を増やせないというケースは珍しくありません。一方、月額固定型の手数料であれば広告費が増えても手数料が一定のため、手数料を気にせず広告費を増やしやすいというメリットがあります。
リスティング広告で多くの成果を獲得できるとなれば、次に広告費を増やすという選択を選ぶのは自然な流れです。また季節によって需要が増える商材を扱っている場合、需要の増える時期に広告費を増やしたいものです。そのようなケースでも月額固定型の運用手数料であれば、手数料の増加を気にせず積極的に広告費を増やすことができます。
広告費削減の提案が可能
運用手数料がパーセンテージ型の場合、広告費が増えるほど広告代理店の利益が増えます。逆に広告費が減れば代理店の利益は減ってしまいます。つまり、広告代理店の視点で考えると、パーセンテージ型の手数料の場合は広告費を削減するような提案はしづらいのです。
しかしリスティング広告を運用していると、意図していない検索キーワードで広告が表示されてしまったり、検索キーワードの中でもコストパフォーマンスにばらつきが生じたりします。パフォーマンスの悪いキーワードに対しては配信を弱めたり、停止したりする必要がありますが、それで使用する広告費が減ってしまうと広告代理店の受け取る手数料も減ってしまいます。そのため配信を弱めたり停止したりすれば全体のパフォーマンスが良くなるキーワード群があっても、広告費の削減に繋がる提案をしない代理店が中には存在します。
しかし月額固定型の手数料であれば広告費が減っても手数料が減らないため、無駄な広告費を削減する提案ができます。パーセンテージ型の代理店から月額固定型の代理店に乗り換えることで、獲得単価(CPA)を大幅に下げることのできた事例も存在します。また、成果の取れない配信に使用していた分の広告費を、新たな施策・媒体に投下することで、さらなる成果数の獲得につながった事例もあります。
広告費の下限が設定されていないことが多い
初めてリスティング広告を配信する際に、まずはテストで月に1万円の広告費を使ってみるとします。もし手数料が広告費の20%だとしたら、代理店が受け取る金額は2,000円です。正直、代理店にとっては「あまり旨みのない案件」となってしまいます。そのためパーセンテージ型の代理店の多くが広告費の下限を設定しています。試しに月数万円でリスティング広告を配信する場合、パーセンテージ型の代理店には運用を断られてしまうケースがほとんどです。
一方、月額固定型の代理店であれば広告費によって手数料が変動しないため、広告費の下限を設けていないことが多く、まずは少額でテストしてみたいケースや、そもそも検索ボリュームが少なく成果単価(CPA)を考えると広告費を増やすことが難しいケースでも対応可能です。
納得感のある費用設定
リスティング広告の手数料として一般的な「広告費の20%」という設定について、なぜ20%なのか考えたことがあるでしょうか。これは広告業界の古い慣習です。「そういうものだから」という、理由になっていない理由で広告費の20%を手数料としている代理店が多いのです。
さて、広告費の20%を手数料とするのは“適正価格”なのでしょうか。
例えば、ある検索キーワードでコンバージョンが取れるとします。獲得単価(CPA)は許容範囲内です。しかし予算が足りず、毎日正午には予算上限に達してしまい広告の配信が停止してしまいます。
予算を増やして午後も広告を配信できれば、コンバージョン数が増えることが分かっています。そこで広告費を2倍にしようとすると、パーセンテージ型の代理店では手数料も2倍になってしまいます。しかし代理店がこのとき行う作業は1日の予算上限の設定を上げるという、1分もあれば完了してしまう作業です。その追加作業に対して手数料が2倍になることに、あなたは納得できるでしょうか。
月額固定型の代理店の場合は、代理店の作業量に応じて手数料が決定されます。作業量が増えなければ手数料は増えません。“手数”料という名前にぴったりな料金体系と言えるのではないでしょうか。
月額固定型の運用手数料でリスティング広告運用を依頼するなら
もし月額固定型の代理店に運用を依頼しようとお考えならジャックアンドビーンズにご相談ください。
ジャックアンドビーンズは月額固定の手数料でリスティング広告をはじめ、SNS広告やネイティブ広告などの運用が可能です。現在の課題に合わせて運用プランを策定しご提案します。もちろん無駄になってしまっている広告費を削減するご提案も可能です。
すでにリスティング広告を運用されている場合は、アカウントの無料診断で課題と改善案を明らかにします。まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
月額固定型のリスティング広告手数料のメリットを解説しました。月額固定型の運用代理店を選べば、成果単価(CPA)の改善や予算アップによる配信の強化など、他の料金体系では難しいことが実現可能です。これからリスティング広告を始めてみようとする広告主の方、また現在の運用手数料に納得していない広告主の方は、ぜひ月額固定型の代理店への依頼を検討してみてください。