Google広告のデータ除外とは?設定方法やポイントを解説

Google広告のデータ除外とは

Google広告のデータ除外機能は、計測タグの設定不良やウェブサイトの停止、予期せぬ検索パートナーでの大幅な露出増加など、不測の事態があった際に指定期間のデータを機械学習から除外できる機能です。スマート入札はコンバージョンとコンバージョン値のデータを使用して目標達成を支援するため、外れ値を含めたデータを使用すると精度が低下する恐れがあります。そこで外れ値をデータから外すことで、機械学習の精度を高め、より効率的な広告運用につなげます。

データ除外は検索、ディスプレイ、ショッピング、P-MAXキャンペーンで利用できます。ホテルキャンペーンではデータ除外はサポートされていません。アカウント全体に除外を適用した場合、検索、ディスプレイ、ショッピングネットワーク、P-MAXのコンバージョンは除外されます。

また、データ除外はクリックに適用されます。データ除外では、影響を受けるコンバージョンが関連付けられる可能性のあるクリックを除外する必要があります。クリックが除外されると関連するコンバージョンも除外される仕組みです。

なお、データ除外はコンバージョンレポートに影響しません。データ除外はスマート入札が使用するデータにのみ影響します。除外されたコンバージョンもレポートで確認できます。

過去の日付のデータ除外を適用すると、数日後にはパフォーマンスの変動が安定し始め、1週間以上のクリックに影響が出た場合は、パフォーマンスの変動が1~2回のコンバージョンサイクルにわたって続く可能性があります。その間はCPAまたはROASの目標値を調整して目標パフォーマンスを達成するとともに、予算が適切なレベルに設定されていることを確認することをおすすめします。

データ除外の設定方法

以下の手順でデータ除外を設定することができます。

  1. ツールメニュー内の「調整」をクリック
  2. 上部の「除外」タブを選択
  3. 青い+ボタンを選択し新しいデータ除外項目を追加
  4. 「設定」の横に名前と説明を入力
  5. 除外したいデータの開始日時と終了日時を入力(コンバージョンは過去のクリックに起因する場合もあるため、一般的なコンバージョン遅延を考慮した日付範囲を選択)
  6. 「範囲」の横で調整対象のキャンペーンとデバイスを選択
  7. 「保存」を選択
  8. 「データ除外の作成」を選択

データ除外を利用する際のポイント

データ除外を利用する際、安定的な広告運用のために次の点に気を付けましょう。

不測の事態があった場合は迅速にデータ除外を適用する

計測タグの設定不良やウェブサイトの停止が発生した際は、できるだけ早く除外設定を適用しましょう。

安定するまで待つ

過去の日付を除外した場合、パフォーマンスの安定には数日を要する場合があります。

予定が分かっている場合は事前に計画を立てる

ウェブサイトの定期メンテナンスなど、問題が発生することが分かっている場合は事前にデータ除外を設定しておきましょう。通常1日以内に有効になります。

データ除外の頻繁な利用や長期間の利用は避ける

データ除外を頻繁に利用したり、長期間利用したりするとスマート入札のパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

必要に応じて目標と予算を設定する

データ除外を適用した後は、CPAやROASの目標を調整して望ましいパフォーマンスになるよう調整を行いましょう。

コンバージョンに問題があり、データ除外設定を使用している場合、入札単価と支出額が一時的に低下する可能性があります。これを解決するにはROASを下げます。除外設定が有効になると入札単価はすぐに最適なレベルに調整されます。過剰支出を防ぐため、目標ROASを再調整しましょう。

コンバージョン遅延を考慮する

除外設定はクリック数に基づいて行われます。クリックがコンバージョンになるまでにかかる時間を考慮し、問題が発生する可能性のあるクリックをすべて除外しましょう。問題のあるクリックの少なくとも9割を除外しましょう。

除外設定は削除しない

すでに適用したデータ除外設定は削除してはいけません。削除することでさらに問題が発生する可能性があります。

バックフィルは非推奨

データ障害が発生した場合も含め、データのバックフィルは推奨されません。検索およびショッピング入札パフォーマンスに直接影響を与える可能性があるためです。

当該期間中にデータ除外が設定されていた場合でも、報告目的でのバックフィルは可能です。バックフィルはデータ除外が適用されてから5日後に行いましょう。この場合データ除外を解除することは推奨されません。