「ワードサラダ」とは?◯◯なリスクがあるからダメ絶対!?

WebサイトのSEO対策を行う担当者さんであれば、「ワードサラダ」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ワードサラダは、以前はSEO対策として広く利用されていた時期もありましたが、現在はGoogleやYahoo!などの検索エンジンにスパム行為の一種として認識されており、ワードサラダが使われることは少なくなっています。そのため、現在SEO対策を行う場合には、別のアプローチを取る必要があるのです。

そこで今回は、ワードサラダがどのようなもので、なぜSEO対策として有効で無くなってしまったのかを詳しく説明するとともに、現在SEO対策の主流となっているユーザー第一のコンテンツ制作の重要性を解説していきます。 

ワードサラダとは?

「ワードサラダ」とは、文法的には間違いではないものの意味が通じない文章(テキストコンテンツ)を指すSEO用語となります。また、ワードサラダは「形態素解析」と「マルコフ連鎖」と呼ばれる技術を活用し自動生成ツールで作成されています。

形態素解析とは、文章を品詞毎に分解して名詞や助詞、副詞などを判別する技術です。

一方、マルコフ連鎖とは、既存データを一定確率でランダムに並べ替える技術のことで、いわゆる「確率過程モデル」と呼ばれる技術になります。

つまりワードサラダとは、形態素解析でバラバラにしたキーワードをマルコフ連鎖の技術により新たな文をランダムに生成し、その文が複数集まっているものをワードサラダと定義しています。単にちりばめられた単語を組み合わせて文を作るので、一文としては意味が通じるものの、前後の文の意味合いに関連性はありません。よって、文単体では意味がわかるものの、文章としては意味が通じないものが出来上がるのです。

ワードサラダの文章例

ワードサラダで生成した文章の例としては、以下のようなものが挙げられます。

【文章例①】SEO対策キーワード「テレワーク、Wi-Fi」

「テレワークにはWi-Fiが特殊効果です。毎日の生活に欠かせないマフィア。ゴッド的なカムトゥルーを可能にしたインターフェース。垂涎の威力は、富士山そのもの。しかし、カモシカが、コーラという点が最大の問題だ」

【文章例②】SEO対策キーワード「カフェ、おしゃれ」

「おしゃれなカフェは、佐助の刀。通が通う隠れ家はナマコ。雨が降る夜は、ダックスフントが多い。カフェは大胆だ。コーヒーはブラックが一番です。紅茶のフタは黒い。本気のワニガメ」

これらの文章は、それぞれ一文ずつでは文法的に間違いはありませんが、文章全体として、各文との関連性を考えると支離滅裂でどのような意味なのか理解できません。

したがって、人間が読めばすぐに機械が作った文章だと判断できますが、以前はこの文章を機械が読んだ場合、「意味不明な文章でおかしいものである」と識別することができなかったのです。

ワードサラダは文字数の多い文章を大量に自動生成できるため、一時はアフィリエイターや悪質なWebサイトを中心に利用者がたくさんいました。しかし現在では、検索エンジンにおけるクローラーの性能が向上した影響で正確な文章読解ができるようになり、ワードサラダがSEO対策と有効ではなくなりました。

なぜワードサラダが生まれたのか?

かつてワードサラダが広く利用されていた背景には、有効なSEO対策の一つとしてGoogleやYahoo!に認識されていた過去があります。 

SEOの外部対策として「自社サイトへの被リンク数の増加」が重要といわれてきました。GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、Webサイトの被リンク数を評価ポイントの一つとしています。本来であれば、Webサイトのコンテンツ内容を充実させることで、別サイトからの被リンク数を増やすのが一番でしょう。

しかし当時の検索エンジンでは、Webサイト内の文章の意味を理解することはまだ難しいとされていました。その盲点を利用して編み出されたのが、文章としては意味のないWebサイトを大量に作り、それを自らのサイトにリンクさせることにより被リンク数を増やすという施策です。それはスパム的な手法ですが、当時はこの手法で検索ランキング上位を狙えてしまったのです。

そこでWebサイトを大量に作るためにワードサラダが登場し、一部のアフィリエイターやとにかく上位表示させたい業者を中心に、ワードサラダを使ったSEO対策が頻繁に行われていた時期がありました。

当然ながら、この方法でランキング上位表示されたWebサイトは、ユーザーにとって有用ではありません。そのため、GoogleやYahoo!は検索エンジンのプログラムを改修する際に、「不適切なWebサイトからの被リンク数を、評価の対象外にする」というアップデートの経緯があったのです。  

ワードサラダのリスク

前述したように、ワードサラダはSEO対策として利用されていた時期もありましたが、現在は検索エンジンによってスパム行為として認識されます。WebサイトのSEO対策としては絶対に利用しないようにしましょう。 

なぜなら、ワードサラダを利用して作られたWebサイトは、現在では検索エンジンにインデックス(認識)されません。つまり、検索エンジンの評価対象にさえならないという訳です。

したがって、ワードサラダで作った大量の文章を掲載したWebサイトからどれだけたくさんのリンクが張られていたとしても、被リンク先のWebサイトは検索エンジンから一切評価はされません。よって、ワードサラダを使って作成したWebサイトからの被リンクは、SEO対策としてはまったく意味をなさないのです。 

またそれどころか、Webサイトの評価を逆に下げてしまったり、何らかのペナルティを受けたりする可能性もあるため、現在SEO対策としてワードサラダを利用している方はほぼいないでしょう。現在のランキング上位表示を狙うためのSEO対策としては、ワードサラダは利用せずに別のアプローチをとる必要があるのです。

「ユーザー第一」のコンテンツ作りが重要

Webサイトがランキング上位表示されるためには、ユーザーへの有用性と検索キーワードとの関連性の深さを検索エンジンに評価される必要があります。そのため、Webサイトのコンテンツを充実させるだけでなく、見やすいレイアウトや表現、ユーザーが好むキーワードの使用など、「ユーザー第一」を考えたコンテンツ作りをするためにさまざまな点を意識しなくてはなりません。 

また、Webサイトの価値を客観的に判断するためには、外部Webサイトからの信頼性や関連性も重要な指標となります。具体的には「被リンクの数と質」が重要といえるでしょう。他のWebサイトから多くのリンクが張られているということは、掲載しているWebコンテンツが周囲から一定の評価を得ていると判断することができます。被リンクの数がWebサイトを客観的に評価するための指標として用いられている理由です。 

しかし、被リンクの数だけであれば、ワードサラダなどを利用して大量に増やすことができるため、被リンクの質も重要な評価要素になっています。ただし、こうしたスパムやブラックハットSEO(Webサイトの質を向上させずにスパム行為でランキング上位を目指す手法)は、現在の検索エンジンには通用しないものですが、以下のような条件を満たしたWebサイトからのリンクに関しては現在もSEO対策として有効となります。

  • 関連性が高いWebサイトからリンクされている場合
  • コンテンツが良質なWebサイトからリンクされてる場合
  • リンクが自然発生的な場合

したがって、Webサイトのランキング上位表示を狙うためには、ユーザーにとって有益な「ユーザー第一」のWebコンテンツを大量に作成することで、他Webサイトからの被リンク数を増やすことがポイントになります。 

また良質なWebコンテンツは、TwitterやFacebookといったSNSでも拡散されやすいので、より多くのユーザーにリーチできる可能性も高くなるでしょう。SNSと連携させることでWebコンテンツがバズると爆発的な拡散効果が期待できます。

そのため、Webコンテンツは作成時からSNSユーザーを意識した作りにしておくことも非常に重要です。 

そうは言っても社内で良質なコンテンツを大量に作成するためには、時間も手間もかかるため、現実的には社内リソースを確保できず着手ができていないという方も多いのではないでしょうか。

次章では、コンテンツ制作においておすすめのサービスをご紹介します。

ジャックアンドビーンズの記事作成サービス

Webコンテンツと聞くと、画像や動画などのコンテンツをイメージされる方が多いと思います。しかし、実際にSEO対策として有効なコンテンツは記事やニュースといったテキストコンテンツです。したがって、良質な記事を作成して公開することが、SEO対策には必須といえるでしょう。 

ジャックアンドビーンズでは、SEO対策に関する確かな知見を持つライターが記事を作成するサービスを提供しており、社内に記事作成のリソースや体制がない多くの企業がWebサイトのSEO対策として利用頂いています。 

ジャックアンドビーンズの記事作成サービスの特徴は、 

  • 検索ワードにヒットしやすい記事作成が可能
  • 高品質でSEO効果も抜群
  • リーズナブル 

 の3点です。 

検索ワードにヒットしやすい記事作成が可能 

ジャックアンドビーンズには、過去500社以上の「リスティング広告(ユーザーが検索エンジンに入力したキーワードに連動して掲載される広告)」を運用した実績があり、そこから得たノウハウを活用して記事作成を行います。

そのため、ユーザーの検索ワードにヒットしやすいキーワード選定が行えますので、ランキング上位を狙うことが可能です。

高品質でSEO効果も抜群

ジャックアンドビーンズのライターは、SEOの知識を持った経験豊富な専属ライターです。また作成された記事は、入念な品質チェックが繰り返し行われるため高品質な記事の提供が可能です。

リーズナブル

ジャックアンドビーンズは、「お客様の成長をお手伝いしたい」という理念に基づいてサービスを展開しています。そのため、コストを抑えて可能な限り低価格で記事作成を行うのが、ジャックアンドビーンズのモットーです。 

ジャックアンドビーンズの記事作成サービスの事例

ここでは、ジャックアンドビーンズの記事作成事例をご紹介します。

ITツール販売企業A社

すでに多くの記事をWebサイトで展開していたA社ですが、集客に苦戦していました。そこで、ジャックアンドビーンズの記事作成サービスを導入し、既存記事をリライトしてサイト内で展開する情報の網羅化と最新情報への更新を実施。その結果、検索ランキング上位を獲得することに成功し、高いコンバージョン数の獲得に至りました。

営業支援ツール販売企業B社

Webサイト自体を持っていなかったB社は、顧客獲得のためWebサイトの構築とWebコンテンツの作成をジャックアンドビーンズに依頼いただきました。

弊社側でサイトをゼロから構築し、初回は月に20本の記事作成からスタート。その後も月10本のペースで継続的に更新した結果、約半年で月に数件程度のコンバージョンが得られるようになりました。

さらに、毎月10本の記事作成を続けた現在では、月に数十件のコンバージョン獲得が可能な状態です。

 業務効率化ツール販売企業C社

C社は自社でWebサイトを運営していましたが、集客効果が上がらないという課題を抱えていました。C社では月20本の記事を内部で作成できる体制がありましたが、分析の結果SEO対策が不十分であったことが判明。

そこで、ジャックアンドビーンズの記事作成サービスを利用することで、さらに月30本の追加記事作成とSEO対策の実施を行いました。現在はC社のWebサイトのセッション数はスタート時の約3倍に成長。またコンバージョン数も約10倍になりました。

まとめ

現在では、ワードサラダのような手法ではSEO対策として有効ではなく、「ユーザー第一」の良質な記事を作成し、正しい情報を発信していくことが重要です。

ジャックアンドビーンズでは、SEO対策や記事制作など、Web集客全般のご支援をしております。

ご興味いただけた方は、お気軽にお問い合わせください。

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