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Xでハッシュタグやブランド機能の広告利用が禁止に

X(旧Twitter)では日本時間2025年6月27日からハッシュタグ(#)を含む広告を配信停止し、新たにハッシュタグを含む広告を作成して配信することができなくなりました。さらに、ブランド絵文字やブランドアニメーション、ブランドいいねなどのブランド機能についても広告で利用することができなくなりました。なお、通常の投稿では引き続き利用可能です。
Xでは「#PR」や「#○○の春の△△祭り」など、広告であることの表記やキャンペーンの告知などにハッシュタグが利用されてきました。指定されたハッシュタグ付きの文言を付けて投稿したユーザーの中から抽選でプレゼントを贈るといった企画もあります。投稿やリポストが増えれば、そのハッシュタグ付きの文言がトレンドに入り、さらに多くのユーザーの目に留まるようになります。
またブランド機能もユーザーの注目を集める機能であり、例えばブランドいいねでは、いいねボタンを押すとアニメーションが表示されます。マクドナルドの月見バーガーの販売時、いいねを押すといいねのハートマークが月のマークに変わるのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
ハッシュタグやブランド機能は話題を集めやすくX広告において非常に便利な機能だったといえるでしょう。
広告主が取るべき対応は?
すでにX広告においてハッシュタグやブランド機能の利用が禁止されています。それらが含まれる広告は配信停止になっており、新たに広告を追加することもできません。
すでに配信していた広告でハッシュタグやブランド機能を含んでいる場合は、それらを含まない広告を新しく用意して配信する必要があります。また、ハッシュタグやブランド機能を活用した広告の配信を企画していた場合、企画内容を見直す必要があります。「#PR」は【PR】に書き換えるなどで対応できそうですが、ブランド機能はそもそも広告で利用できなくなるため、通常の投稿で利用して自然な話題の広がりを期待するしかありません。各社がどのような対応をしているのか、キャンペーン広告を定期的に配信している大手飲食店のアカウントなどを参考にしてみるのもおすすめです。