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YDAに広告配信面が追加
Yahooディスプレイ広告(YDA)では、以前からLINEアプリやLINEファミリーアプリ、LINE広告ネットワークへディスプレイ広告の出稿が可能でした。2024年5月22日から、その配信面にLINEファミリーアプリとLINE広告ネットワークのリワード面が追加されました。
▼配信対象広告タイプ:
- レスポンシブ(動画)
- レスポンシブ(画像)
▼アスペクト比:
- 1:1/1.91:1(画像)
- 16:9(動画)
リワード広告とは、動画広告を視聴するとアプリ内で使用できるポイントやアイテムが付与される広告のことです。ポイントやアイテムが付与されるには動画広告を最後まで、もしくはある一定の時間まで視聴する必要があるため、広告の視聴完了率が高く、アプリインストール訴求目的やブランド認知拡大目的での配信において特に効果が期待できます。
YDAからの配信とLINE広告からの配信の違い
LINEへの広告出稿はYDAだけでなく、LINE広告から直接出稿することができます。そのため、LINE広告で既に広告を配信している場合、YDAから配信する必要を感じない方も多いでしょう。しかし片方からしか広告を出稿しないのは、実はもったいないことです。
LINE広告ではLINEの持つデータを活用して広告を配信しており、YDAではYahoo!が持つデータを活用して広告を配信しているため、YDAでも同じ配信面に広告を出稿することでLINE広告ではカバーできなかったユーザー層にもアプローチできる可能性が高くなるのです。実際、Yahoo!の資料では最大20%程度の配信機会の増加が期待できるとされています。
LINEアプリユーザー層とYahoo! JAPANスマートフォンユーザー層には次のような違いがあります。
- LINEアプリユーザー層では女性比率の方が高く、Yahoo! JAPANスマートフォンユーザー層では男性比率の方が高い
- LINEアプリユーザー層では若年層の比率が高く、高齢層の比率は低い。一方、Yahoo! JAPANスマートフォンユーザー層では高齢層の比率がLINEアプリユーザー層に比べて高くなる
出典:Yahoo!広告資料 LINEサービスへの配信について
このことから、特に高齢男性向けの広告の場合、LINE広告だけでなくYDAからも広告を配信することで、同じ配信面であっても異なる成果が期待できます。
YDAからLINEのリワード面に広告配信する際の注意点
YDAからLINEのリワード面に広告を配信する場合、次の点に注意が必要です。
- リワード面のみを指定して配信することはできない
- 広告パフォーマンスは配信先URLレポートで確認できるが、どの掲載面・広告枠に配信されたかは確認できない