LINE広告でプレースメント設定は可能?β版機能の特徴と活用シーン、配信先一覧

LINE広告を出稿する際に気になるのがプレースメント機能の有無。LINEを使用していると、広告が表示される箇所が複数あることに気づくと思います。ウェブ広告やSNS広告などは、プレースメント機能で配信面を指定することで広告パフォーマンスを改善することができます。

LINE広告ではプレースメントの設定が可能なのか、機能の特徴や配信先一覧について解説します。

LINE広告プレースメント機能はβ版で提供

LINE広告でプレースメントは基本的に設定できません。しかし、一部のアカウントのみ設定することができます。LINE広告では2023年11月からβ版機能としてプレースメントの提供が開始され、ランダムに選定された一部のアカウントのみで利用が可能になっています。

LINE広告プレースメント機能でできること

LINE広告のプレースメント機能でできることは以下の2つです。

  • 配信面ごとのパフォーマンス確認(β版提供以前の期間から数値取得が可能)
  • 配信面の選択

他のウェブ広告と同様に、配信面ごとのパフォーマンスを確認し、配信面を選択することができます。β版としてプレースメント機能が提供される前の期間のパフォーマンスを確認して配信面を選択できるため、プレースメント機能が提供されれば、データを貯める期間を待つ必要もなくすぐに利用することができます。

LINE広告プレースメント機能の活用シーン

LINE広告のプレースメント機能は具体的にどのようなケースで活用すべきなのでしょうか。状況ごとに解説します。

CV単価(CPA)が高価な配信面の除外

CVが獲得できても、獲得単価(CPA)が高すぎる場合は広告を出稿しても赤字になってしまいます。CPAを抑えながら、CV数を最大化することが大切です。そのためにはCPAが高すぎる配信面を除外することも時には必要です。

ただし、CPAの低い配信面で多くのCVを獲得できている場合は、全体のCPAが目標CPAをクリアできることもあるため、配信面単独で見るのではなく、全体のパフォーマンスを見て判断するようにしましょう。

また、CVがまったく取れない配信面をプレースメント機能で除外することも有効です。プレースメント機能が使えるようになったアカウントでは、真っ先に配信面ごとのパフォーマンスを確認しましょう。

配信面ごとにクリエイティブを分けたいとき

LINE広告には様々な配信面があります。配信先の特徴ごとに訴求を変えたクリエイティブを用意することで、クリック率を改善させることができます。プレースメント機能を活用すれば、配信面ごとにクリエイティブを出しわけることができます。クリエイティブの用意と設定の手間はかかりますが、パフォーマンスの改善につながるのであれば設定しないという手はありません。

配信面ごとで予算やターゲティングを変えたいとき

配信面によってパフォーマンスが異なるのであれば、当然予算配分を調整したくなるでしょう。また、配信面によってそこを閲覧しているターゲット層に偏りがでることもあります。本来狙いたいターゲットに広告をより多く表示させたいのであれば、ターゲティングの設定を調整するべきです。LINE広告のプレースメント機能は、そのような配信面ごとの予算・ターゲティング設定を可能にします。

なお、プレースメントごとの入札調整率は設定できない点は注意しましょう。

LINE広告プレースメント機能で指定できる配信面一覧

LINE広告のプレースメント機能で指定できる配信面をまとめました。全部で18の配信面を選択することができます。

  • トークリスト
  • LINE NEWS
  • LINE VOOM
  • ホーム
  • ウォレット
  • LINEマンガ
  • LINEポイントクラブ
  • LINEチラシ
  • LINEクーポン
  • LINEマイカード
  • LINEショッピング
  • LINE Monary
  • LINEレシート
  • LINE Album
  • LINEオープンチャット
  • LINE公式アカウントのトークルーム
  • LINEファミリーアプリ
  • LINE広告ネットワーク

なお、キャンペーンの種類によっては選択できる配信面が限定されるため注意が必要です。

例えば、友だち追加キャンペーンの場合、配信可能な配信面はトークリスト、LINE NEWS、LINE VOOM、ウォレット、LINEショッピング、ホーム、LINEオープンチャットの7つです。

また、動画の再生キャンペーンの場合、トークリスト、LINEオープンチャット、LINE公式アカウントのトークルームは配信できません。

LINE広告の配信面×対応フォーマット一覧

最後に各配信面で対応しているクリエイティブのフォーマットを表にして紹介します。各配信面において対応していないフォーマットは、配信面選択・入稿しても配信されないため気を付けましょう。

配信面静止画動画
Card
(1200×628)
Square
(1080×1080)
Carousel
(1080×1080)
画像
(小)
画像
(アニメーション)
Card
(16:9)
Square
(1:1)
Vertical
(9:16)
トークリスト××××
LINE NEWS×
LINE VOOM××
ウォレット×××
LINEマンガ××××
LINEポイントクラブ×××
LINEショッピング××××
LINEチラシ××××
LINEクーポン×××
LINEマイカード××××××
ホーム××
LINE Money×××
LINEオープンチャット×××××
LINEレシート×××
トークルーム××××
LINE Album×××××××
LINEファミリーアプリ××
LINE広告ネットワーク××

LINE広告プレースメント機能は積極的に活用しましょう

もしLINE広告を運用していてプレースメント機能を使えるアカウントに選定されているのであれば、ぜひ積極的にプレースメント機能を活用していきましょう。現在LINE広告のパフォーマンスが芳しくない場合でも、プレースメント機能で配信面を調整することで改善することができるかもしれません。

LINE広告でプレースメント機能を使いたい、プレースメント機能を使えないがパフォーマンスを改善したいという場合は、ジャックアンドビーンズにご相談ください。現在のアカウントの状況やパフォーマンスをもとに改善案をご提案いたします。