Meta広告で詳細ターゲット設定を使った除外が使用不可に!影響は?

詳細ターゲット設定とは

FacebookやInstagramなどに広告を掲載できるMeta広告では、広告表示させたいユーザーを詳細ターゲット設定で指定することができます。ユーザーの属性や興味関心、ライフイベント、行動などの一覧から条件を選択して設定します。詳細ターゲット設定は広告表示のターゲットとして指定するだけでなく、除外設定にも利用することができました。

詳細ターゲット設定の除外は使用禁止に

広告をより適切なターゲットに表示させるのに役立つ詳細ターゲット設定ですが、除外で使用することができなくなりました。この変更は2024年7月29日以降、数ヵ月かけて展開される予定です。

新たに作成する広告セットでは、詳細ターゲット設定で除外することができません。

詳細ターゲット設定の除外を利用している既存キャンペーンでは、2025年1月31日よりキャンペーンが停止されます。それまでに詳細ターゲット設定の除外を削除しなければいけません。

詳細ターゲット設定の除外を削除する影響は?

Meta社による広告主を対象にした最近の調査では、詳細ターゲット設定の除外を使用しなかった場合、使用した場合と比べてコンバージョン単価(CPA)の中央値が22.6%低くなったそうです。CPAが低くなるのであれば除外で利用できなくなっても問題ないように思えますが、広告主側としては今まで自由に設定できていた除外ができなくなると不安に思うこともあるでしょう。

Meta広告に限らずウェブ広告では、自動最適化の仕組みの強化が続いています。おそらく自動最適化により、手動による除外設定の必要性が落ちていることが、今回の詳細ターゲット設定の除外を削除した理由の1つではないかと思います。

いずれにしろ詳細ターゲット設定の除外が利用できなくなることは決定しています。どのような結果となるかは今後分かると思いますが、そのときに運用結果が悪くなった、今後の運用方法に不安を抱えているといった場合は、運用代理店へ相談してみることをおすすめします。ジャックアンドビーンズではMeta広告の運用代行を行っています。ぜひお気軽にご相談ください。