【サイト構造はSEOに影響する?】より効果的なサイトを構築するためのコツ

いざ、サイトを構築しようというとき、最初に考えなくてはならないのが「サイト構造」です。サイト構造は、情報量が多い規模の大きなサイトほど重要度を増しますが、たとえ小さい規模のサイトでも、無視できません。

この記事では、サイト構造とはなにかという基本から、SEO対策の観点からみた適切なサイト構造まで、丁寧に解説します。

ぜひ参考にして下さい。

サイト構造はSEOに影響する?

結論からいうとサイト構造はSEOに大きく影響します。サイト構造を最適化することがSEO対策となり、順位を上げることにつながります。まずはサイト構造とはなにか、SEOとはなにかを正確に理解しましょう。

サイト構造とは

サイト構造は、「サイトをどのような構成にするか」ということです。コンテンツなどのカテゴリー化や階層化、サイト内でのリンクが重要な要素です。このサイト構造は、簡単に変更することができないため、サイト構築の初期の段階で慎重に検討しなくてはなりません。

定期的に、コンテンツやニュースなどページが増えるのであれば「最終的に目指す規模」をあらかじめ想定して、サイト構造を決定します。「サイト運営」では運営しながら常に分析し改善点を見つけていく、いわゆる「PDCAサイクル」をうまく回すことが重要のため、データ収集を目的に「とりあえずはじめてみる」ことが推奨されます。

ですがサイト構造だけは、後で変更するには膨大な工数がかかるため最初が肝心です。家を建てたあとに設計図を変更するようなもので、大幅なリフォームが必要になるのです。まずはどのような構造にするか「サイトの設計図」について、慎重に検討しましょう。

SEOとは

Webサイトの運営目的の中で、一番大きな要素はSEO対策という場合がほとんどです。SEOは「検索エンジン最適化」のことで検索エンジン対策ともいいます。ユーザが検索した時に表示されるURL(広告以外)で、より上位に表示されるように様々な施策をほどこします。

日本で利用されている検索エンジンのシェアは、GoogleとYahoo!で9割以上を占めています。Yahoo!はGoogleの検索エンジンを利用しているため、Googleに対してSEO対策することが、Yahoo!のSEO対策にもなります。

Googleは「Googlebot」と言われる自動化されたソフトウェアでWebページのクロール(URLの検出)を行い、サイトの評価に役立てています。現状、SEO対策は「Googleにどれだけ評価されるか」を考え、様々な施策を組み合わせて行うのが一般的です。

サイト構造とディレクトリ構造の違い

ディレクトリとは「階層」のことです。その名の通りサイトがどのような「階層構造」になっているかを指します。サイト構造といいながら、ディレクトリ構造を指すこともあるので、混同されることが多いですが厳密には違います。

正しくは、サイト構造はカテゴリー分け、コンテンツ間のリンクなどほかの要素もあります。ディレクトリ構造は、サイト構造を構成する要素のひとつといえるでしょう。

SEO対策で効果的なサイト構造とは

では具体的に、どのようなサイト構造がSEO対策に効果的なのか解説します。

URLを簡潔にする

URLは、簡潔でわかりやすいものにしましょう。一昔前は、URLに強引に検索キーワードをいくつもいれることが、SEO対策にもなっていたため、今でもその名残で不自然なURLになっているサイトもあります。

現在では「ユーザの利益」を一番に考えるGoogleのジャッジが精度を増しているため、不自然でわかりにくいURLの設定は、逆効果になりかねません。URLはできるだけシンプルに、そのページの内容にあっているものにしましょう。

たとえば本サイトの場合、「サテライトサイト制作」について解説しているコンテンツのURLは、

『 https://j-mamenoki.co.jp/satellite-site/satellite-site-production/ 』

となっています。

「サテライトサイトの制作」=「satellite-site-production」で非常にわかりやすく、コンテンツの内容とも合致しています。表記を必ず英語にすることも大切です。日本語で「サテライトサイト制作」と表記されるように設定することもできますが、その場合のURLは、

『 https://j-mamenoki.co.jp/satellite-site/%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E5%88%B6%E4%BD%9C/ 』

となり、非常にわかりにくく不親切であることは一目瞭然です。また「satellite-site-production」の様に、単語をつなぐのは「‐(ハイフン)」がよいです。「_(アンダーバー)」は、単語を区切るわけではないため、もし「satellite_site_production」のようにアンダーバーを使用すると「satellitesiteproduction」の意味となり、それぞれの単語として認識されません。これはSEO対策の側面からも、非常に不利になりますので、必ず「‐(ハイフン)」を使いましょう。

情報のカテゴリーごとにディレクトリを分ける

「サイト構造」は、わかりやすさが重要です。ディレクトリ(階層)を情報のカテゴリーごとにわけることで、ユーザが欲しい情報にたどり着きやすくなります。

当サイトの場合、カテゴリーは現在「コンテンツマーケティング」「記事制作」の2つです。それぞれ、

コンテンツマーケティング:https://j-mamenoki.co.jp/category/content-marketing/

記事制作:https://j-mamenoki.co.jp/category/article-production/

となっています。トップページのメニューにある「サテライトサイト」は、実は「コンテンツマーケティング」の一つ下の階層に設定されています。

サテライトサイト:https://j-mamenoki.co.jp/category/content-marketing/satellite-site/

これは、「サテライトサイト」は「コンテンツマーケティング」に付随するカテゴリーだからです。このように内容にそってディレクトリをわけることで、わかりやすさを追求し「Googleの評価」につなげます。

リンク階層を浅くする

リンク階層は、サイトのトップページからのクリック回数+1を指します。トップページから、クリック1回でいけるページは2階層、クリック2回でいけるページは3階層です。ディレクトリ構造の階層と同じになることも多いため、混同されがちです。

実際は、ディレクトリ構造で4階層のページでも、トップページにリンクが張ってあればクリック一回で到達でき、リンク階層は2階層になるため、明確な違いがあります。

Googlebot は、そのWebページが「どれだけ上のリンク階層にあるか」を、そのサイトにとっての重要度ととらえます。どんなに良いコンテンツでも、トップページから5回もクリックしないと到達できないのであれば、重要ではないという判断になるわけです。

つまり、できるだけリンク階層を浅くすることが、SEO対策のための大切な要素のひとつです。

サイトマップを作成する

「サイトマップ」はそのサイトの構造がわかる「目次」です。「サイトマップ」のないサイトは、目次のない本のようなもので、非常にわかりにくく不親切です。本を読もうとしてくれた人の離脱にもつながります。

サイト構造の要素の中でも、重要度は上位です。次の章では、適切な「サイトマップ」について解説します。

サイトマップ作成はSEO対策に効果的?

SEO対策において、サイトマップ作成はかかせないポイントです。とはいえ、適切なサイトマップを作成しなければ効果は期待できません。ここでは「SEO対策になるサイトマップ」にこだわり解説します。

サイトマップは2種類ある

サイトマップは、その目的の違いから2種類あります。検索エンジンに評価されるためのものと、サイトを訪れたユーザがサイト内にどんな情報があるのか、わかりやすくするためのものです。

検索エンジン向けは「XMLサイトマップ」、ユーザ向けは「HTMLサイトマップ」とそれぞれ形式が違います。ユーザ向けは、「ユーザにとって有益なサイトが評価される」という面で、SEO対策に貢献できます。

ですが、「サイトの存在」をGooglebot(クローラー)に知ってもらわなくては、そもそも評価のされようがありません。検索エンジン向けの「XMLサイトマップ」は、Googlebotにそのサイトの存在を知ってもらい、評価してもらうための「地図」です。

特にサイトを立ち上げたばかりの場合は、適切な検索エンジン向けの「XMLサイトマップ」がないと、どんなに良質なコンテンツを更新しても、評価されるまで時間がかかることがあります。

2種類のサイトマップはともにSEO対策に効果がありますが、検索エンジン向けの「XMLサイトマップ」の方がより重要です。

サイトマップの基本構造

ここでは、2種類のサイトマップのうち、特に重要なXMLサイトマップについて解説します。

Googlebotはリンクをたどることで、各サイトや各ページを巡回し確認していきます。立ち上げたばかりのサイトや、外部からの被リンクがないサイトは、クロールしてもらうまで時間がかかるのはそのためです。

ほかにも、階層が複雑でわかりにくかったり、規模が大きすぎるサイトも、時間がかかる傾向にあります。ですがXMLサイトマップをGooglebotに認識してもらうことで、クロールが早まり、結果的にSEO対策の効果が早く現れやすくなります。

XMLサイトマップは、「親ファイル」と「子ファイル」の関係が基本構造です。「子ファイル」を作成していない「XMLマップ」も存在していますが、子ファイルがなければ適切にクローラーに認識してもらうことは難しいでしょう。

サイトマップの作成方法

XMLサイトマップの作成方法は、まず「子ファイル」を作成してアップロードした後に、「親ファイル」を作成します。サイトのページ情報をそれぞれまとめるのが「子ファイル」、その「子ファイル」をわかりやすくまとめたのが「親ファイル」のため、「子ファイル」→「親ファイル」の順になります。

XMLサイトマップは、プラグインを利用し自動で作成することもできます。しかし、そのサイトにあったXMLサイトマップを手動で作るほうが、より適切なSEO対策につながります。サイトマップ、XMLタグ、拡張機能などについて多少の専門知識が必要になりますが、それでも自作した方が、よりよい成果を得られやすいでしょう。

SEO対策として、「Google Search Console」に登録することも必須です。サイトそのもの登録はもちろん、XMLサイトマップを作成したとき、XMLサイトマップを更新したときも登録を忘れないようにしましょう。

サイト構造はSEOに大きく影響する!

サイト構造は、SEO対策の側面からも重要です。あとから変更することは現実的ではないため、サイトを作成する初期段階から、適切なサイト構造にしなくてはなりません。またコンテンツなど、サイト内のページが増えれば増えるほど、重要度は増します。サイト運営の先を見通した上で、ベストなサイト構造となるよう慎重に検討しましょう。

とはいえサイト構造を決定するためには、ある程度の専門知識や、先を見通せるスキルと経験が必要です。もし社内に、スキルや知識の蓄積がない場合は、代行会社に依頼するのがおすすめです。

代行サービスなら、多くのサイトを構築した経験、SEO対策はもちろん、サイトを運営するためのさまざまなノウハウを蓄積しています。経験やノウハウがないまま、手探りでサイト構造を決定するには、非常に大きなリスクをともないます。

ぜひ代行会社を利用して適切なサイト構造にし、より効率的なサイトを構築して下さい。

代行会社でおすすめなのが、「ジャックアンドビーンズ」です。ジャックアンドビーンズでは、500社以上のリスティング広告運用ノウハウを活用したサイト制作を売りにしています。また、ジャックアンドビーンズではサイトの構築から記事制作までの一連の流れを代行しています。

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