オウンドメディアの立ち上げ手順まとめ|立ち上げ時に検討すべきポイント

オウンドメディアは、2015年ごろから有効なマーケティング施策として一般的になった手法です。今では多くの企業がオウンドメディアを運用していますが、まだ自社で運用していないという企業も多いです。

「Web広告のコスパが悪く新たな施策に取り組みたい」「競合他社で結果が出ているオウンドメディアを自社でも始めたい」「効果的なブランディングをしたい」などの理由で、オウンドメディア運用を考えている担当者の方も多いのではないでしょうか。

オウンドメディアを立ち上げるためには、多くのプロセスがあり、全体を見通しながら進める必要があります。この記事では、オウンドメディアを立ち上げたいと考えている担当者に向けて、立ち上げ手順を、「コンテンツ編」「サイト構築編」「計測環境編」の3つに分けて、わかりやすく解説します。オウンドメディアで成果を獲得するために、ぜひ役立ててください。

オウンドメディアの立ち上げ手順(コンテンツ編)

最初に、コンテンツを作成する手順を解説します。オウンドメディアはコンテンツがなくては始まりません。ユーザーのニーズを満たす「良質なコンテンツ」を作成するのはもちろんですが、成果を得るためにはある程度の「量」も必要です。全体のスケジュール感を持って、コンテンツ作成にあたりましょう。

オウンドメディアの目的を明確にする

大前提として、なぜオウンドメディアを立ち上げたいのか、目的を明確にしましょう。例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 新規の見込み客を獲得したい
    →オウンドメディアは、これまで接点をもつことができなかった潜在的な顧客にもリーチが可能です。「自分が知りたいこと」で検索したユーザーが、オウンドメディアの解説記事にたどり着くことで新たな接点を生みます。自社の商品購入や、サービスの問い合わせの件数アップに役立てられるでしょう。
  • 企業の知名度・信頼度を上げたい
    →オウンドメディアが、検索結果の上位に表示されることは、Googleから良質なサイトと評価されていることを意味します。Googleはユーザーに支持されているかどうかを様々なアルゴリズムで判断しているため、Googleからの評価が高い=ユーザーからの評価が高いといえます。オウンドメディア上位表示は、企業の知名度や信頼度アップに貢献するでしょう。
  • 採用活動に活かしたい
    →企業の知名度・信頼度アップは、採用活動についてもメリットがあります。ここ数年は、採用活動に特化したオウンドメディア「オウンドメディアリクルーティング」も増えています。これまでの求人サイト掲載などと違い、文字数制限や掲載期限にとらわれず自社の魅力を最大限発信でき、自社に「よりマッチした人材」へのアプローチが可能でしょう。

何を目的にしてオウンドメディアを立ち上げるかで、メディアの方向性が大きく変わります。見切り発車せず、しっかりと目的を決めてから取り掛かりましょう。

オウンドメディアのターゲットを決める

どのようなユーザーに向けて、オウンドメディアを展開するか「ターゲット」を決めます。事前に決めた「目的」にあわせたターゲットを設定できるかどうかが重要です。ペルソナをできるだけ詳細に設定するようにします。

ペルソナは、顧客へのヒアリングやアクセス解析、競合となるメディアの分析など、総合的に判断し決定します。詳細なペルソナ設定は、効果を得やすいだけではなく、コンテンツ作成もスムーズに進められます。年齢、性別、業種、職種、家族構成、学歴、趣味など詳細に決めましょう。

掲載コンテンツの内容を決める

ペルソナを設定したら、いよいよコンテンツ作成にかかります。まずは、どのようなコンテンツを作成するか、「コンテンツマップ」を作成しましょう。目的を達成するために必要なコンテンツのカテゴリーを設定し、階層構造で表します。

コンテンツマップを作成しておくことで、内容を網羅しつつコンテンツの重複を防ぐことができます。たとえば、当サイトは、以下のような階層構造になっています。

コンテンツマップは、このあとの作業になるキーワードの選定や、コンテンツ執筆の流れをスムーズにし、メディア全体の管理もしやすくなります。またユーザーにとっては「目次」になるので、わかりやすいカテゴリー名を心がけましょう。

掲載コンテンツを作成する

コンテンツマップを作成しカテゴリーが決定したら、キーワード選定を行います。キーワードは、ペルソナを意識し洗い出していきます。コンテンツマップで作成したカテゴリーは、最終的に狙いたいメインのキーワードとなるでしょう。ただ、これらは検索ボリュームの多い「ビッグキーワード」になります。

オウンドメディア立ち上げ時から、ビッグキーワードのコンテンツを作成しても、検索結果の上位に表示させることは難しいです。最初は、スモールキーワードのコンテンツを作成し、コツコツとコンテンツを積み上げていきましょう。

たとえば、最終的に狙いたいキーワードが「オウンドメディア」なら、「オウンドメディア 〇〇」といった組み合わせのキーワード対策が中心になります。ツールを利用してサジェストキーワードからピックアップしましょう。

コンテンツを作成するキーワードが決まったら、いきなり書き始めるのではなく骨子の作成をします。骨子は、コンテンツの「目次」になる部分です。実際に検索上位に表示されているコンテンツを精査し、ユーザーのニーズを分析。そのニーズを満たす良質な骨子を階層構造で作成しましょう。

骨子が確定したら、その骨子をもとにコンテンツ執筆します。事実と齟齬はないか、日本語の間違いはないかなど、細かなチェックもします。1本のコンテンツを作成するために、多くの工数を要するでしょう。

オウンドメディアを軌道に乗せるためには、毎月コンスタントに、複数のコンテンツを新規で更新する必要があるため、内製するならリソースの中長期的な確保が必要です。

オウンドメディアの立ち上げ手順(サイト構築編)

次にオウンドメディアのサイト構築について解説します。サイト構築は特に、専門のスキルとノウハウを必要とするため、外注することが多い部分です。しかしどのように構築するか、概要を知っておいたほうが全体を把握できるため、社内で対応する場合について簡潔に解説していきます。

ドメインとサーバーを用意

オウンドメディアは、基本的にCMSを利用して作成します。CMSは「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」のことで、オウンドメディアなどのWebサイトについて一元管理できるシステムです。CMSの中で一番知名度が高いのが「WordPress(ワードプレス)」で、基本的に無料で利用することができます。

また優れた有料テーマ(テンプレートデザイン)も多くあり、利便性やデザイン性が高く使いやすいです。ちなみに、今読んでいただいているこのJ&BブログもWordPressの有料テーマ(SANGO)を使用して作成しています。

まず、ドメインとサーバーの用意が必要ですが、サーバーはCMSが利用できるものを選びます。また、オウンドメディアは、これまでのコーポレートサイトなどと比べると、PV数が急激に大きく増える可能性もあります。そのため、容量や機能の変更がしやすいクラウド型サーバーがおすすめです。

ドメインは、今ある企業ドメインのサブドメインかブディレクトリにするのがスムーズです。SEO対策としても有利になります。2つの違いは以下で詳しく解説します。

新規サイトの構築or既存サイト内にページを用意

サブドメインにすると新規サイトの構築、サブディレクトリにすると既存サイト内にオウンドメディアのページを用意することになります。例えばこのJ&Bブログは、サブディレクトリのため、コーポレートサイト配下にあります。

サブドメインは独立して運用することが可能なので、メインテーマの異なるオウンドメディアの運用に向いています。独立している分、手間とコストがかかるため慎重に検討しましょう。

サブディレクトリは、コーポレートサイト配下となるため、基板事業に沿ったメインテーマのオウンドメディア運用に向いています。既存のサイト内にページを用意するため、サブドメインに比べ手間もコストも抑えられます。

また、サブドメインもサブディレクトリも、運営している企業がどこか、ユーザーはすぐに知ることができます。ユーザーに企業との繋がりを知られることなく、あくまでも中立的なメディアにしたい場合は、独自ドメインを取得する必要があるでしょう。

オウンドメディアの立ち上げ手順(計測環境編)

オウンドメディアは中長期的に運用しなくては、成果が得られません。また運用期間が長ければ必ず成功するというものでもありません。立ち上げ時から、常に効果測定を行い、改善点を見つけ修正していくサイクルを回すことが重要です。ここでは「計測環境編」として、主に使われる3つのツールを紹介します。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、無料で利用できるGoogleの分析ツールです。オウンドメディアを訪問したユーザーの行動に関して分析できます。ユーザーの数、年代や性別、アクセスしたデバイスなどもわかります。ユーザーの滞在時間や直帰率、離脱率などを確認し、ユーザーの行動分析が可能です。ユーザーが訪問してから離脱するまでの行動を追うことができるツールともいえるでしょう。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールも、無料で利用できるGoogleの分析ツールです。ユーザーがどんなキーワードを検索して自社のオウンドメディアに流入したか、ページ内にエラーがないかなど確認できます。オウンドメディアのコンテンツが、Googleにインデックスされているかも確認でき、SEO対策に不可欠なツールです。

Googleアナリティクスが、「ユーザーが訪問した後」の分析なら、Googleサーチコンソールは「ユーザーが訪問する前」の分析を行うといえます。

順位計測ツール

各コンテンツで設定したキーワードに関して、それぞれ検索順位はどの程度なのか、常に計測する必要があります。コンテンツが少なければ、一つひとつ手作業で確認する方法もありますが、多くのコンテンツを必要とするオウンドメディアでは、ツールの利用が一般的です。

順位計測ツールには、GRCなどが知られています。プランによっては、数百、数千のキーワードでも一括で計測可能です。定期的に計測し、分析するようにしましょう。

オウンドメディアの立ち上げに困ったら?

オウンドメディアの立ち上げについて、全体の流れを解説してきました。オウンドメディアを立ち上げたいが、社内でのリソースやのノウハウがなく、内製するのは難しいとお困りの担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

社内での対応が難しい場合も、オウンドメディア運用をあきらめる必要はありません。ぜひ外注してオウンドメディアを立ち上げましょう。

外注を検討しましょう

オウンドメディアは立ち上げればOKではなく、中長期的に運用を継続しなくてはなりません。運用開始後、社内でのリソースが確保できずオウンドメディアの運用が続けられなくなる企業も多いです。

オウンドメディア立ち上げに関するノウハウやリソースがない、最初は確保できても中長期的には難しそう……などの場合は外注を検討しましょう。

実際には、オウンドメディアを運用している多くの企業が、その一部またはすべてを外注しています。外注で、社内に負担をかけることなくオウンドメディアを運用しましょう。

オウンドメディアの立ち上げなら「ジャックアンドビーンズ」

オウンドメディアの立ち上げなら「ジャックアンドビーンズ」にお任せください。「ジャックアンドビーンズ」は、オウンドメディアの立ち上げはもちろん、運用や記事制作などワンストップで対応可能です。

オウンドメディアについてのお悩みはを抱えているならお気軽にご相談ください。

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まとめ

オウンドメディアの立ち上げは、サイト構築、コンテンツ作成、効果測定準備など様々なタスクがあり、取り掛かるのが難しいと感じるかもしれません。

しかし、新規顧客の獲得や、ブランディングできるなど、多くのメリットがあり、自社の資産として蓄積することで、結果的に既存の広告費用よりもおさえたコストで運用できるのも大きな魅力です。ぜひ外注を上手に利用して、オウンドメディアの運用を成功させましょう。

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