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入札戦略の最適化に利用するコンバージョンが選択可能に
2024年10月23日からYahoo!検索広告において、入札戦略の最適化にコンバージョン(CV)を利用する場合、利用するCVをキャンペーン単位で選択することが可能になりました。以前はすべてのCVが対象で等しい1件のCVとして扱われており、本来の目的であるCVのみで最適化が行えていない可能性がありました。
最適化に使用できるCVは次の2種類から選択できます。
- コンバージョンの発生元とコンバージョン測定の目的
- コンバージョングループ
CV測定の目的は「ダウンロード」や「購入/販売」、「お申し込み」など、以前から存在した項目ですが、CVの発生元とCVグループは新たに追加された要素です。
コンバージョンの発生元
「コンバージョンの発生元」という項目が新たに追加されました。CVを作成した際に発生元が「ウェブサイト」「アプリ」「電話計測」のいずれかに応じて、自動でシステムが判断して付与します。過去に作成したCVにも、CVの発生元が追加されます。
コンバージョングループ
「コンバージョングループ」として、複数のCVを任意にまとめたグループを作成できるようになりました。CVの発生元や目的にかかわらず自由にCVを選択して作成できます。
なお、アカウントで作成可能なCVグループ数は100件、CVグループに紐づけ可能なCV数は100件、キャンペーンに紐づけ可能なCVグループ数は1件です。
入札戦略の最適化で一部のCVを選択する際の注意点
一部のCVを選択して最適化を行う場合、入札戦略の最適化に必要なCV数が少なくなってしまう可能性があります。コンバージョン数が継続的に一定数見込めるキャンペーンでなければ、CVを選択した最適化は行えません。
また、キャンペーン単位で最適化に使用するCVを選択した場合、選択したCV設定のみがCV数の集計対象になります。選択していないCVは集計対象になりません。