【重要ポイント】リスティング広告代理店を乗り換え・切り替えるには?注意点まとめ

リスティング広告の運用を代理店に依頼している場合、運用内容や成果に満足していない限り、「代理店の乗り換え・切り替え」の検討タイミングは必ずと言っていいほど訪れます。また、担当者目線では現在のリスティング広告代理店に満足していても、会社の都合で代理店の乗り換えを余儀なくされるケースもゼロではありません。

今回はリスティング広告の代理店の乗り換えを考えている方に向けて、代理店の切り替えポイントや注意点をまとめました。

リスティング広告代理店の乗り換えを検討すべきタイミング

まずどのようなケースでリスティング広告代理店の乗り換えを検討すべきなのでしょうか。

コミュニケーションに問題がある

リスティング広告の運用を任せているからには、その運用内容や現在の課題、改善案を報告してもらえなければ心配してしまいますよね。月1や週1などの頻度でレポートを提出したり打ち合わせを設けたりして、広告主と代理店はコミュニケーションを取るべきです。レポートやミーティングの頻度は代理店ごと、プラン内容ごとに変動するでしょう。

決められた頻度でのレポート提出、ミーティング開催が疎かになってしまう、その状態が何ヶ月も続くなどといった場合は、リスティング広告代理店の乗り換えを検討すべきです。もしレポートの提出が何らかの理由で遅れてしまう場合は、その理由を説明して納期を再設定してくる代理店であれば信用できますが、広告主側から催促しないと説明もしてこない代理店であればおすすめできません。

また、急な運用方針の変更や広告出稿の停止、予算の変更などがあった際に、連絡をとったら直ぐに対応してくれる代理店に依頼するのが望ましいでしょう。普段のコミュニケーションから何か不安だな、心配だなと思うような場合は代理店を切り替えることを検討するべきでしょう。

運用の改善がなされていない

リスティング広告はただ配信すればいいものではありません。実際の表示回数やクリック数、CV率などの数値を元に運用を改善する必要のあるものです。改善しなければコストを無駄に使ってしまったり、獲得できたはずのCVを獲得できなかったりしてしまうでしょう。

改善されないまま長期間リスティング広告を出稿し続けるのはもったいないことです。リスティングで成果が出ないのが続くようであれば、現在依頼している代理店はどのような運用、改善をおこなっているのかをチェックし、もし改善がなされていないのであれば代理店の乗り換えを検討しましょう。

リスティング広告代理店を乗り換えるメリット

リスティング広告の代理店を乗り換えると以下のようなメリットがあります。

運用を改善し成果を得られる可能性がある

前述したように、運用を改善しない代理店に依頼してしまえば、費用を無駄にし、得られたはずの成果を得ることができません。リスティング広告での成果獲得には、サービス・商品の魅力ももちろん必要な条件ではありますが、広告代理店による運用内容が大きく影響を与えるのも事実です。

費用対効果が改善する可能性がある

成果を獲得できているとしても、それが1件あたり1,000円で獲得できるのか、それとも500円で獲得できるのかでは、予算内で獲得できる成果の総数に大きな差が生じます。成果獲得の単価が半分であれば、2倍の成果数を獲得できるはずです。

成果を獲得できているからといって、獲得単価を下げる改善をしてくれない代理店には注意しましょう。リスティング広告の代理店を乗り換えれば、費用対効果の改善にも着手できる可能性があります。

マーケティング全体を見直すきっかけになる

リスティング広告の代理店は、リスティング広告以外のマーケティング施策も提案できる場合があります。その提案内容の幅は代理店それぞれです。現在依頼している代理店から別の代理店に切り替えることで、今までチャレンジしていなかった新たな施策を提案してくれる可能性があり、マーケティング全体を見直すきっかけにもなります。

リスティング広告代理店を乗り換えるデメリット

リスティング広告代理店を乗り換えるメリットをご紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。以下の点には注意しましょう。

リマーケティングリスト(リターゲティングリスト)を引き継げない可能性がある

リマーケティング(リターゲティング)広告を出稿する際に必要なユーザーのリストを、広告代理店を切り替えることで使用できなくなる可能性があります。それは広告代理店が持っているリスティング広告のアカウントやGoogleアナリティクスアカウントを使用している場合です。代理店所有のアカウントですので、代理店を変更すれば新しい代理店ではそのアカウントを使用できないのが一般的です。また一からリストを作成しなければいけません。中にはリストの共有を許可してくれる代理店もありますが、断られる可能性が高いと認識しておくべきでしょう。

広告主が所有しているアカウントを代理店に共有して運用している場合は、共有先の代理店を変えるだけなので、そのままリストを使用することができます。しかし、リスティング広告の代理店では、広告主のアカウントを使用せずに代理店のアカウントを使用することが契約の条件になっている場合があります。

機械学習が1からになる

最近では機械学習を取り入れたリスティング広告の運用が当たり前のものになってきています。機械学習は配信から得られたデータを踏まえ、アカウントが自動で効率の良い運用内容に調整してくれるものです。アカウントが変わればそのデータ蓄積も1からとなってしまいます。

前述したようにリスティング広告の代理店の切り替えによって、新しいアカウントに切り替えなければいけない状況になることもあるでしょう。その際、機械学習が1からとなるため、切り替えた最初の1ヶ月ほどは配信結果が悪くなる可能性があることを認識しておきましょう。

リスティング広告代理店を乗り換える前に確認すべきポイント

リスティング広告の代理店を乗り換えると決めたらな、次の点を必ず確認しておきましょう。

現在のアカウントを引き継げるか

前述したように、広告主が所有するアカウントであれば、共有先の代理店を変えるだけなので問題ありません。もし代理店が所有するアカウントを使用しているのであれば、そのアカウントに登録されているキャンペーンや広告文、バナー画像、リターゲティングリストなどのデータを引き継げないか確認しましょう。引き継げない場合は、乗り換え先の代理店が一からアカウントを構築する必要があります。

また、アカウントを引き継げるか確認する際は、まずは乗り換え先の代理店に相談しましょう。現在依頼している代理店に依頼が必要か、必要な場合はどのように伝えるべきかなど、乗り換え先の代理店の指示に従うことをおすすめします。

現在の代理店との契約期間や違約金の有無

現在の代理店との契約期間や違約金の有無を確認しましょう。契約期間が終了するタイミングで代理店を切り替えることができれば、契約期間途中での契約解除にともなう違約金の支払いを避けることができるでしょう。

乗り換え先のリスティング広告代理店を決めるポイント

リスティング広告代理店を乗り換えると決めたなら、切り替え先の代理店を見つけなければいけません。せっかく代理店を乗り換えたのに、また同じような問題を抱えて、再度乗り換えになることは避けたいものです。乗り換え先のリスティング広告代理店を決めるポイントを紹介します。

乗り換えタイミングすぐに運用を開始できるか

まずは乗り換えタイミングすぐに運用を開始できるかです。現在の代理店の契約期間の終了と同時に、新しい代理店での運用に切り替えることができれば、時間のロスがありません。現在の代理店での配信がいつ終了する予定かを伝え、乗り換え先の代理店ではいつから配信を開始できるのかを確認しておきましょう。

運用体制

リスティング広告の代理店には、営業と運用を別チーム、別の担当者でおこなう企業もいれば、同じ人が営業と運用を兼ねる企業もいます。前者の場合は、運用担当者は運用に集中できる環境が整っていると言え、リスティング広告の運用を依頼するのにおすすめです。

一方、営業と運用を同一担当者が担う代理店には注意が必要です。会社が担当者のキャパシティを考え、一人あたりの担当企業数を設定している場合は問題ないかもしれませんが、毎月一人あたり何件の新規案件を獲得するか、営業目標を掲げている会社の場合は、担当者は新規案件を獲得するために既存案件の運用を疎かにしてしまう可能性があります。営業の段階では親身に対応してくれた担当者が、契約開始後、運用を疎かにしてしまうのは、このような事情を抱えているケースがあるのです。

営業と運用を分けている代理店や担当者一人あたりの案件数を決めている代理店がおすすめです。

手数料の仕組み

リスティング広告の運用を代理店に依頼すると、掲載に掛かった広告費とは別に、運用手数料が発生します。運用手数料の決め方は大体3つのパターンに分かれます。

  • パーセンテージ型(広告費の20%)
  • テーブル型
  • 月額固定型

広告費の20%を運用手数料とする場合、広告費が50万円であれば手数料は10万円で合計60万円の費用が掛かります。このとき、例えばキャンペーン開催期間に広告の出稿を強めたいということで広告費を2倍の100万円としたとします。すると、手数料も2倍の20万円となり、合計で120万円の費用が掛かります。パーセンテージ型は広告費が増えれば増えるほど、手数料も増えていく仕組みです。

テーブル型では、その月の広告費によってパーセンテージ型もしくは月額固定型で料金が変動します。例えばテーブル且つパーセンテージ型では、広告費が500万円までは手数料が20%、広告費が500万円以上では手数料10%などのように変動します。また、テーブル且つ月額固定型では、広告費20万円までは手数料5万円、50万円までは10万円などのように変動します。一見、広告費によって変動するのでお得に思えるかもしれませんが、よくよく考えてみると、パーセンテージ型と大して変わらない料金体系です。

最後の月額固定型は、その名の通り、毎月決まった金額で運用するものです。金額は運用内容によって変わります。ミーティングやレポートの頻度、運用施策に対してどのような作業が発生するかなどです。もし5万円の運用内容で契約したとしたら、広告費が10万円でも100万円でも1,000万円でも手数料は5万円です。広告費を2倍、3倍にしても、運用内容によっては代理店の作業量は大して変化しないことがあります。「作業量は変わっていないのに、手数料が2倍、3倍となるのは納得できない」という方におすすめなのが月額固定型です。

まとめ

リスティング広告代理店の乗り換えを検討すべきケース、乗り換えの際のポイントなどを解説しました。

リスティング広告は代理店を変えることで成果を増やしたり、獲得単価を下げたりできる可能性があります。現在依頼しているリスティング広告の代理店に不満がある、運用内容や手数料に納得できないという場合は、別のリスティング広告代理店へ切り替えることを検討してみてはいかがでしょうか。

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