Yahoo!検索広告でカスタム指標機能が追加!注意点と活用例を解説

カスタム指標機能が追加

2024年10月9日から、Yahoo!の検索広告において「カスタム指標機能」が追加されました。任意の計算式を入力して作成した指標を、キャンペーン一覧画面に表示項目として追加できる機能です。カスタム指標機能の追加により、今まで運用者が計算していた作業を自動化し、効率化を図ることができます。

なお、キャンペーン一覧画面に表示できるカスタム指標は5つまでです。

カスタム指標機能に関する注意点

カスタム指標機能を利用するにあたって、いくつか注意点があります。

キャンペーン単位でしか表示できない

カスタム指標機能はキャンペーン一覧画面のみで使用できる機能であるため、キャンペーン単位でしか計算が行えません。合計行も「-」で表示されるため、アカウント全体やキーワード単位などで数値を確認するには、これまでと同様に計算に必要な数値を元に手動で計算する必要があります。

対応していない機能がある

カスタム指標は次の機能に対応していません。

  • フィルター・ソート
  • 分割表示
  • グラフ表示
  • 異なる期間の比較

カスタム指標に用いるコンバージョン指標は統一する必要がある

1つのカスタム指標にコンバージョン関連の指標を複数使用する場合、使用できるコンバージョンの種類は同一でなければなりません。

  • 設定可能:コンバージョン数はコンバージョンA、コンバージョンの価値もコンバージョンA
  • 設定負荷:コンバージョン数はコンバージョンA、コンバージョンの価値はコンバージョンB

コンバージョン関連の指標を計算式に用いたカスタム指標は1つまで表示

キャンペーン一覧画面に表示できるカスタム指標は最大5つまでですが、計算式にコンバージョン関連の指標を用いているカスタム指標は複数表示させることができません。

カスタム指標の利用例

カスタム指標は次のような数値を求める際に活用することができるでしょう。

コストと代理店への運用手数料の合計金額を確認する

代理店へ運用を依頼しており、運用手数料が広告費の20%の場合は、次の計算式で手数料込みのコストを求めることができます。

手数料込みの合計コスト=コスト×1.2

特定のコンバージョン数のみを確認する

カスタム指標は計算式を用いずに利用することもできます。

例えばコンバージョンの種類が購入や予約、問い合わせなど複数ある場合、購入のコンバージョン数のみをカスタム指標で確認することができます。「コンバージョン数」を追加し、コンバージョン名「購入」を指定することで、購入のコンバージョン数のみをキャンペーン一覧画面に表示させることができます。