GA4でもベンチマーク機能が利用可能に!UA時代との違いは?

GA4でもベンチマーク機能が実装

GA4でもベンチマーク機能を利用できるようになりました。ベンチマーク機能はユニバーサルアナリティクス(UA)時代に利用できた機能の1つでしたが、GA4には実装されておらず、移行当初は利用できませんでした。

ベンチマーク機能とは

ベンチマーク機能とは、Googleアナリティクス上で自社のデータと同業他社のデータを比較できる機能です。Googleアナリティクスは膨大な利用ユーザーを抱えており、それぞれのデータを暗号化して集計し、ビジネスのカテゴリごとに中央値、25パーセンタイル、75パーセンタイルを求めてベンチマークとして提供しています。データは24時間ごとに更新され、常に最新のデータをもとにベンチマーク機能を利用することができます。

GA4とUA時代のベンチマーク機能の違い

ユニバーサルアナリティクス(UA)からGA4に移行した際に、ベンチマーク機能は引き継がれず、しばらく利用できない状態にありました。しかし、ついにGA4でもベンチマーク機能を利用できるようになりました。

GA4のベンチマーク機能は、UA時代のベンチマーク機能に比べて業界カテゴリがより細かく分けられています。例えば、UA時代は「不動産」というざっくりとしたカテゴリだったのが、GA4では「住宅販売」「商業用不動産」「賃貸住宅」に分けられ、さらに「住宅販売」は「マンション、タウンハウス」「新築住宅、注文住宅」に分けられています。

どのカテゴリに分類されるかは、各プロパティを作成した際に指定した業種やURL、アプリの属性などの複数の要素を組み合わされて決定されますが、後から自分で選択することも可能です。

GA4でベンチマーク機能を利用するには?

GA4でベンチマーク機能を利用するには、利用したいプロパティで「管理>アカウント設定>アカウントの詳細」を開き、「モデリングのためのデータ提供とビジネス分析情報」のチェックボックスにチェックを入れる必要があります。ベンチマーク機能を利用したい場合は、チェックが入っているか必ず確認しておきましょう。