リスティング広告の費用相場は?ケース別費用の決め方を解説

リスティング広告を始める際に気になるのが費用相場ではないでしょうか。お金がいくらかかるかは広告に限らず何かを始める際に最も気になることです。しかし他社を参考にしても企業によって予算はばらばら。いくらの予算を確保すればいいのかわからないという広告主は珍しくありません。

そこでこの記事ではリスティング広告の費用相場について悩んでいる方に向けて、予算の決め方について解説します。

リスティング広告の費用相場はいくら?

リスティング広告の費用相場はいくらなのか。この質問の答えは「ケースバイケース」としか言えません。

リスティングを自社運用する場合は広告費のみ(厳密にいえば運用者の人件費だったり、運用知識を培うための研修費用だったりがありますが、ここでは置いておきましょう)。代理店に運用を依頼する場合は広告費と手数料が発生します。

代理店の運用手数料の相場に関しては、「リスティング広告の費用・手数料の相場はいくら?予算に悩んだときのポイント」で解説していますので、この記事では広告費に絞って詳しく解説します。

リスティングの広告費が発生する仕組み

リスティング広告では、GoogleやYahoo!の検索結果ページに掲載された広告がクリックされるたびに費用が発生します。

検索結果に広告が表示される際、他社の広告とオークションを行い、その結果に応じて広告の掲載順位が決まります。オークションですから、各広告主は入札価格を指定することができます。あるキーワードで検索された際に1クリックいくらまでなら出せるのかを各自で決めておくのです。実際に発生する金額はその入札価格とは異なり、多くの場合はその入札価格を上回ることはありません(上回る場合もあります)。

極論を言えば入札価格1円でも出稿可能です。ただし競合の多いキーワードでは、オークションで負けて広告が表示すらされない可能性があります。リスティングは広告費1円からでも始められますが、実際のところ予算1円では運用困難です

リスティング広告は傾向を把握できるデータ数が必要

では実際のところいくら必要かというと、データの傾向を把握できるほどのクリック数を集められるくらいが必要です。

仮に1円で出稿できたとしても、得られるのは1クリックのみです。その1クリックが予約や購入、問い合わせなどのコンバージョン(CV)に繋がらなかったからといって、リスティング広告は無駄な施策だとは判断できません。逆に1クリックが1CVにつながったとしても、さらに予算を増やせば1円につき1CVを追加で獲得できるとも言えません。

どのキーワードがよりCVに繋がりやすいのか、どのキーワードであればCV1件あたりの費用を安く抑えられるのかといった傾向を把握するには、最低でも5,000〜10,000クリックほどが必要です。

リスティング広告の費用総額を決める方法

仮に1クリック1円だとしても5,000〜10,000円必要ですが、実際1円でクリックを獲得するのは難しいでしょう。リスティング広告の費用総額を計算する方法について、1か月にかけられる予算がすでに決まっている場合、予算について一切決まっていない場合に分けて解説します。

月の予算が決まっている場合

まずはリスティング広告の出稿を決めた時点で1か月の広告予算が決まっているケースについてです。その場合、その予算で何クリック集めることができるか、想定クリック数を把握しましょう。想定クリック単価はGoogleが提供するシミュレーションツールを使って算出することができます。

仮に想定クリック単価が100円だとして、1か月の予算が50,000円だとします。1か月で得られるクリック数は、

50,000円÷100円=500クリック

です。最低5,000クリックを集めるのであれば、10か月間の運用継続をおすすめします。そのため、トータルの広告予算として500,000円ほどがかかると考えておくべきでしょう。

予算について一切決まっていない場合

1か月に使える広告予算が一切決まっておらず、これから決める場合は、目標のCV数や目標CV単価から逆算して決めましょう

目標CV数のみが決まっている場合

CV数は次で求めることができます。

CV数=クリック数×CV率

つまり必要なクリック数を求めるには、

クリック数=CV数÷CV率

となります。CV率の平均は1%と言われており、仮に1か月に10件のCVが欲しいとすると、

クリック数=10件÷1%=1,000クリック

が必要です。狙うキーワードの想定クリック単価をシミュレーションツールで算出し、先ほど求めた必要なクリック数にかけることで、広告費を求めることができます。仮に想定クリック単価が100円であれば、

1か月の広告費=100円×1,000クリック=100,000円

となります。

上記は仮の値を使って広告費を求めましたが、もしCV率を1%よりも高めることができれば必要なクリック数が減るため、広告費を下げることができます。また、クリック単価を下げることでも広告費を抑えることができます。

目標CV数・目標CV単価が決まっている場合

次に目標CV数・目標CV単価が決まっている場合について解説します。

仮に1か月の目標CV数が10件、目標CV単価が10,000円だとすると、

1か月の広告費=10件×10,000円=100,000円

となります。しかし入札するキーワードによってクリック単価の金額が上下し、サービスの競合優位性やLPの見せ方によってCV率も変化します。これらの要素によって目標値が達成できるか変わるため、まずはテストマーケティングとして実績値を把握した上で、目標や予算の見直しを適宜おこないましょう

リスティング広告の費用についてお悩みならジャックアンドビーンズへ

リスティング広告にかかる費用について、相場や決め方を解説しました。多額の費用をかけたからと言って、多くのCVが獲得できるとは限りません。運用によってCV率を高めたり、クリック単価を下げたりすることによって、リスティング広告のパフォーマンスは大きく変わります。

リスティング広告を始めようと検討中で費用相場や予算決めで悩んでいる場合は、ぜひジャックアンドビーンズにご相談ください。予算が決まっていて、目標CV数や目標CV単価の達成で課題を抱えているケースにも対応可能です。

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また、代理店に運用を依頼する場合、手数料が気になるのではないでしょうか。代理店の手数料に予算を振ってしまうと、肝心の広告費に予算がかけられないとお悩みのケースも少なくありません。ジャックアンドビーンズではそのようなお客様向けの少額プランもご用意しております。まずはお気軽にお問い合わせください。

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